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R&D生産性は平均以下
日本最大手製薬会社の研究所改変がいろいろ波紋を広げています(詳しくはこちら)。記事の中で最も衝撃的なのは 「わが社のR&Dの生産性は平均以下だ」 という発言です。記事によると海外製薬大手出身で現在は日本最大手製薬のR&D部門トップの発言らしいですが、部外者の私から見て「やっ...
2017年4月3日読了時間: 3分
ブロックバスターの後継品を作る
以前のブログにも書きました2010年問題(こちら)。2010年前後から製薬会社を支える大型医薬品が次々と特許切れして、大変なことになると騒がれました。こういうブロックバスター製品(年10億ドル以上を売り上げる大型医薬品)が出ると、製薬会社はその後継品を作ろうとします。という...
2017年3月31日読了時間: 3分
製薬研究職の未来予想図I
製薬研究職を目指している就活生、学生さんも現役の製薬研究員の皆さんも気になると思いますが、これだけ激動の時代に製薬の研究員の未来はどうなっていくのか?もちろんタダの通りすがりの元製薬研究員の私にそれを予知したり予測したりする能力は全くありませんが、ブレインストーミングみたい...
2017年3月27日読了時間: 3分
有効性を示さなくても薬を承認?
まだ確定はしてないみたいだけど、トランプ政権のFDA長官は無難なところに落ち着きそうです。昨年くらいから報道されてたのは、FDA長官候補の中に、非常にユニークなアイデアを提案している人がいるということです。それは、 FDAが新薬を承認する際に、現在みたいに薬の有効性を示せな...
2017年3月24日読了時間: 3分
薬作りは「モノづくり」から「情報戦」に変わった?
薬は昔は低分子医薬品(分子量500以下の有機化合物)が主流でした。もちろん最近作られた医薬品の中の多くは低分子医薬品ですが、最近までは低分子と天然物(と一部のタンパク製剤)くらいしか薬にはできませんでした。しかし、現在は抗体医薬品がガンとリウマチ治療薬を中心にたくさん発売さ...
2017年3月21日読了時間: 3分
実験で疾患を再現する
今日は疾患を実験で再現することの難しさについて考えてみたいと思います。私たち非臨床研究者は、ヒトで起こっている疾患を何らかの形で再現する実験系を組み立てて研究してます。実験に使うのは、培養細胞だったり、実験動物だったりする訳ですが、こういうのを「疾患モデル」と呼びます。...
2017年3月18日読了時間: 3分
2016年の製薬会社世界売上げランキングを見て思うこと
先日、世界の製薬会社の2016年売上高ランキング速報版(推定含む)が発表されました(こちら)。ファイザーが1位に返り咲いたとかはありますが、上位はそんなに驚きなく、という感じです。 海外製薬企業の中ではBMS(ブリストル・マイヤーズスクイブ)がオプジーボの売上拡大で大きく伸...
2017年3月15日読了時間: 3分
創薬に興味がある方々へ
私はもっとたくさんの優秀な人たちに創薬に携わってもらって、日本の創薬を盛り上げていければ嬉しいと思い活動しています。日本は世界の中でも科学レベルが高いので、たくさんの優秀な科学者がいますが、その多くは大学や独立法人の研究所にいて、製薬会社には少ないのが実情です。どうしてそう...
2017年3月11日読了時間: 3分
出遅れた日本の製薬会社が取るべき道?
前回のブログで示したように、日本の製薬会社は最先端科学技術による創薬という世界の流れに出遅れました。 じゃあこれで負け決定? 私はそうは思いません。前回のブログのように今一番熱い疾患領域は 「ガン」と「免疫」 この領域で勝負するのはなかなか大変です。確かにこの疾患領域でも頑...
2017年3月9日読了時間: 2分
薬が作りやすかった古き良き時代(日本の製薬会社の研究の現状分析)
2010年前後から製薬会社を支える大型医薬品が次々と特許切れして、大変なことになると騒がれました。日本の製薬会社の代表的な例をあげると、 2008年 プログラフ(アステラス製薬)、アムロジン(大日本住友製薬) 2009年 タケプロン(武田薬品)、ハルナール(アステラス製薬)...
2017年3月6日読了時間: 4分
ポスドク(大学研究者)から製薬研究職への転職(これからの製薬会社)
このブログでも何回か書いてきましたが、またポスドクから企業研究職(製薬研究員)への転職について書いてみたいと思います。 ポスドク・大学研究者の現状を見ていると、確かに「し烈」だなと思います。相当高いレベルの業績を短期間で出さないと安定したポストにつけない。国公立大は教授にな...
2017年3月3日読了時間: 3分
ブロックバスターのジレンマ(後編)
前回のブログではブロックバスターを出した会社が苦しんでいく過程を見ていきました。今回は ではなぜブロックバスターを出した会社から、次のブロックバスターが生まれないのか? について私の思うところを書いていきたいと思います。 まず、そもそも...
2017年2月28日読了時間: 3分
ブロックバスターのジレンマ(前編)
あなたは宝くじに当たったことはありますか?残念ながら私はないです。しかし、何億円という宝くじに当たった人のうちの多くが、そのお金のせいで人生を狂わせてしまった話はよく聞きます。それがほんとの話なのかどうか、分からないと思っていました。...
2017年2月25日読了時間: 3分
ターゲット分子決定は難しい
創薬ターゲット分子を決めるのは、創薬プロジェクトの最初のステップですが、ターゲット分子を選ぶ際に気にすることは、 そのターゲット分子を阻害することによる毒性出現 そのターゲット分子を阻害することによる薬効の効力 の2つです。...
2017年2月22日読了時間: 3分
新規メカニズムの薬ではダメな時代の到来
薬作りをしてると、新しいメカニズムの薬、今まで治療薬がなかった疾患の新規治療薬は注目されます。特に大学で研究してきた私は新規性というものに魅力を感じる癖があるので、ついつい新しいことに目が行きがちです。しかし、臨床の現場から見れば、新規性よりも...
2017年2月19日読了時間: 3分
創薬ターゲット分子の枯渇
製薬会社に入るまでは知らなかったけど、創薬ターゲット分子って意外と限られてます。多いのは、 チャネル・受容体・酵素・トランスポーター。 しかもほとんどはその阻害剤。 最近の技術まで見てみると、抗体医薬品では細胞外の蛋白ー蛋白間相互作用の阻害もできる。核酸医薬品で遺伝子の発現...
2017年2月16日読了時間: 2分
iPS細胞の実用化は確実?
iPS細胞、日本人なら誰でも知ってると言っても過言ではない有名な細胞ですね。加齢黄斑変性症という眼の病気への臨床応用はすでに始まっていて、みんなが期待しています。私もiPS細胞(由来の分化細胞)移植で今まで治療できていなかった病気が治ったらいいなと思います。しかーし、一方で...
2017年2月13日読了時間: 3分
産学連携のポイント
アクテムラ(トシリズマブ) オプジーボ(ニボルマブ) は日本の大学が発見した業績を製薬会社が製品化したことによって生まれた、革新的医薬品です。長年言われてきた大学の成果の社会還元が成功した素晴らしい事例だと思います。これらの薬の成功もあり、近年は大学と製薬会社間の共同研究が...
2017年2月10日読了時間: 3分
古きをたずねて新しきを知る
新しい薬を作る方法として最近の主流は「疾患治療に関与する可能性がある創薬ターゲット分子を見つけ出し、それに作用する化合物を見つける」というターゲットベース創薬と呼ばれる方法です。この場合、ターゲット分子をどうやって見るけるか?がキーとなりますが、よく用いられる方法は、疾患サ...
2017年2月7日読了時間: 3分
うつ病と進化の関係
うつ病って 心の風邪 って言われるくらい、誰でもかかり得るし、かかる頻度が高めの病気です。だから、うつ病=風邪っていう例えは、的確な部分もあります。ただ、風邪って言うほど簡単には治らないし、一度病気になると再発のリスクがある大変な病気です。...
2017年2月4日読了時間: 3分
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