私はもっとたくさんの優秀な人たちに創薬に携わってもらって、日本の創薬を盛り上げていければ嬉しいと思い活動しています。日本は世界の中でも科学レベルが高いので、たくさんの優秀な科学者がいますが、その多くは大学や独立法人の研究所にいて、製薬会社には少ないのが実情です。どうしてそうなっているかと言うと、
最近の科学が細分化されすぎて、かつ発展スピードが早すぎて、製薬会社ではついて行けていない
というのが一番大きな理由だと思います。遺伝子治療、細胞治療、中分子、抗体、siRNA、miRNAを含む非コードRNA、エクソソーム、DDS、天然物合成、CRISPR、iPS細胞、DDS技術、人工知能を含むバイオインフォマティクス、Structure-based drug design(SBDD)やLigand-based drug design(LBDD)などなど、どの分野も世界の優秀な研究者たちがしのぎを削って最先端科学を発展させています。
そんな中で製薬会社は一部の分野では何とかついていっていますが、手薄になってしまう領域も多く、手薄になってしまった領域からイノベーションが起こると、後手後手に回ってしまいます。抗体医薬品や核酸医薬品なんて、まさにその典型例です。どこの分野が次の新しい創薬の潮流を生み出すのか読めないので、正直どこの製薬の研究所も、あまりの科学の発展と細分化に混乱しているのが現状だと思います。でも多くの製薬会社では、このままではいけない!といろいろ手を打ち始めてはいますが(武田のT-CiRAとか)、まだまだ出遅れている状況です。
私はこれら最新の科学技術の専門家の方々がもっと創薬に興味を持って、そして取り組んでもらえれば、日本の製薬会社は海外の製薬会社と肩を並べるくらいのレベルになれると思っています。だから、
ぜひとも大学で最先端科学の研究を行っている大学院生、ポスドク、教員の皆さんは、創薬に携わることも一度考えてみて欲しいと切に願っています!
ただいきなりそう言われても、製薬会社ってどんなところかよく分からないし、自分の科学が創薬に役立つのか分からないという方もいると思います。そもそも製薬会社はどんな最先端科学を欲しているのか?とかも。
製薬会社のこと、創薬のことが分からないという方には、私が最近始めた無料メルマガを読んでいただければと思います(こちらへ)。製薬会社がどんな最先端科学を欲しているのか?は会社ごとに違うので、これっ!と断定できないところもありますが、大体の方向性は分かります。詳しく知りたい方は私までメール(kenyoshida36@gmail.com)いただければ、いろいろお話したり、調べたり、ご協力できることもあると思います。
とにかく、創薬に興味のある方は私の無料メルマガ登録してみてもらえませんか?
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