2016年12月30日読了時間: 3分国内新薬メーカーで英語が必須な理由最近、どこの国内企業も、採用者に対して英語力を求めています。グローバル化が進む中で、英語が必須の状況がどんどん増えてきているということだと思います。 国内の製薬企業、特に新薬メーカーの場合、英語への重要度は急速に高まっています。業界一位の武田薬品は新卒採用に関して、5年以上...
2016年12月27日読了時間: 3分新しい薬が作りにくくなってきた訳アクトスやメバロチン、クレストール、プログラフ、アリセプト、エビリファイなどの大型新薬が次々と特許切れし、会社を支える次の屋台骨が出せないという20XX年問題は今やすっかり騒がれなくなりました。が、では各社とも問題が解決できたのかというとそうでもなさそうです。新薬が出せず、...
2016年12月24日読了時間: 2分薬作りは科学的ではない薬を作る工程の途中では科学では未解明なところもたくさんあります。例えば ・化合物Aはなぜ毒性が出るのか? ・化合物Bはなぜ代謝安定性が悪いのか? ・化合物Cはなぜ物性がよくないのか? ・化合物Dはなぜ非競合阻害なのか?競合阻害なのか?...
2016年12月18日読了時間: 2分「大学の研究」と「製薬企業の研究」というお仕事の心理的な違い業績 という点から「大学の研究と製薬企業の研究の違い」を考えてみました。 大学の研究では論文化する際に、高いインパクトファクターの雑誌を目指しますが、相当難関です。一方で、御三家のような高いインパクトファクターの雑誌に出せなかったとしてもだんだん雑誌のレベルを落としていけば...
2016年12月15日読了時間: 2分睡眠は副作用のない精神安定剤製薬会社でいろいろ勉強してきた中で気づいたことの一つに、 睡眠の重要性 があります。「一に睡眠、二にストナ」という風邪薬のCMがあるように、風邪を治すには睡眠が一番効果的なことはよく知られています。高熱が出るということは免疫反応が起こって体が戦っているということですから、睡...
2016年12月3日読了時間: 2分ユニークなプレゼン(経験談)「私はなぜ薬を作りたいのか?」 製薬会社に勤務していた頃に、会社上層部の前でこのテーマでプレゼンをしたことがあります。周りの多くの人は ・身内に病気の人がいたから ・自分が薬で病気が治ったから ・苦しんでいる人たちの役に立ちたいから ・大儲けして会社を大きくしたいから...
2016年11月12日読了時間: 3分就活生が知りたい「大学と企業の違い」よくインターン生と話をする時に、インターンに来た目的を 大学と企業の違いを知るため と言う人は多いです。確かに、「インターンで企業の仕事を知ることで、自分が研究をしている大学との違いを知り、大学で研究するか、企業に入るかを判断したい」という気持ちはわかります。でも私から見る...
2016年11月3日読了時間: 2分流行りのワードをからめる製薬業界では2000年以降、20〇〇年問題というのが常に言われ続けています。いわゆるブロックバスター(有り体に言えば、看板商品)の特許切れ問題です。この業界の世界一位の会社でさえ新薬を出すのに四苦八苦して買収企業化している状態です。そこで今の製薬企業の研究で行われていること...
2016年10月25日読了時間: 2分「選択と集中」という経営方針最近の内資系製薬会社は多くの会社が 選択と集中 という経営方針をとっています。これは、厚生労働省が「国内の製薬会社はグローバルな競争力をつけるためにスペシァリティファーマになる」という方針を示したことに基づいています。スペシァリティファーマとは、専門領域を作り、それに特化す...
2016年10月22日読了時間: 2分猫を相手に物理の話をしても・・・・プレゼンをする時に最も重要なことの一つに 相手の興味を知る ということがあります。どんなにすばらしいプレゼンでも相手の興味のない話では意味がありません。 私が、とある研究所で働いていた時のことです。プレゼンのやり方を教えてくださる講師の方をお招きして、講義を聞きました。研究...
2016年10月19日読了時間: 2分3人よればプレゼンが必要?会社で働いてきて思いますが、会社は会議が多いです。よく自己啓発本とかには「会議を減らしましょう」とか書かれていますが、勝手に会議を組まれるのでどうしようもありません。しかしよく考えてみれば、会社というのは、異なる専門分野の人たちがチームを作って協力し、大きなことを達成する集...