会社で働いてきて思いますが、会社は会議が多いです。よく自己啓発本とかには「会議を減らしましょう」とか書かれていますが、勝手に会議を組まれるのでどうしようもありません。しかしよく考えてみれば、会社というのは、異なる専門分野の人たちがチームを作って協力し、大きなことを達成する集団です。チームが2人までであれば、会えばすぐに情報交換できますが、3人以上になると会議という形式が必要になるケースが増えるということなのかなと思います。
会議で報告となると必然的にプレゼン準備が必要になります。つまり、チームメンバーが2人までであれば、プレゼンしなくても適当に口頭で伝えれば大丈夫ですが、
3人よればプレゼンが必要
ということです。製薬会社においてチームとは本当に異なる専門家集団の集まりとなります。探索(生物)、薬理、有機合成、薬物動態、毒性、製剤など専門知識が全然違う人たちが集まるのが会議です。そういう場でプレゼンする力が必要となります。これはチームのリーダーになる人だけがプレゼンする訳ではなく、結果を報告するのは結果を出した人ということです。新入社員でもありえます。やっぱり会社に入ると必然的に
プレゼンの機会は増える
ということです。特に、上記のように異なる専門家が集まる会議でプレゼンする場合、
分かりやすく話す
ということができないと、意思疎通がうまく行かず、プロジェクトの進行に迷惑をかける可能性も出てきます。専門外の人にも分かるようなプレゼン方法とはどんなものか?このブログを読んでくださっている皆さんならご理解いただけるのではと思います。結果だけ報告して終わりというのは最悪です。なぜその実験を行ったのかの背景、実験結果からどのような考察ができるのか、までしっかり説明してこそ専門家の一人として会議に参加する意味があるということじゃないかなと思います。そうすることで他部署からの信頼も高まり、将来のリーダー候補になっていきます。冒頭の私のように会議が多いと不満を言うのでなく、会議を他部署の人との交流の場として捉え、自分のプレゼンスを示しておけば、その人脈が活きる時が来ますしね。
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