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プレゼンにおける「大学と企業の違い」


前回の記事では「就活生が知りたい「大学と企業の違い」」について書きましたが、今回はプレゼンにおける「大学と企業の違い」について書きます。前回の記事にも書いたように、私は大学と企業の両方に勤めたことがあるので、私が感じるプレゼンにおける「大学と企業の違い」について書きます。

大学

どこが新しいか?、その新しさはどれぐらい斬新(意外)か?

どれくらい確からしい証明をしているか?

企業

新しいプロダクトを作るのに役立つ情報・技術か?

その先にあるプロダクトはビジネス(利益)になりそうか?

自社で独占できそう(特許はとれそう)か?

まず、大学では高いインパクトを残す仕事を求められます。高いインパクトのためには良いジャーナルに論文を出すことが重要で、そのために必要なこととして上記の視点からプレゼンを見ています。どれくらい穴のない証明ができているかというのもハイインパクトジャーナルから求められるクオリティーです。

一方で企業の一番の目的は(独占的)利益です。そのために必要なのは売れるプロダクトです。その情報・技術はプロダクトを生み出すことができるか?そしてそのプロダクトは独自性があって自社のみにアドバンテージがあるかどうか?を見ています。例えば製薬企業であれば、降圧薬や糖尿病治療薬に関係する情報よりはガンやアルツハイマー病に関連する情報の方がビジネスになりやすいため、後者に興味を持ちます。

もちろん、大学でも応用研究で企業に役立つ研究をやっていたり、企業でも直接的には利益にならない基礎研究をやっているところもあります。しかし、マジョリティーは上記になります。プレゼンでもそういう視点で見ていることを意識した上で話す必要があります。そうすると同じ結果を持っていても、どういうイントロが聴衆に効果的か分かります。要は

大学は「ハイインパクトジャーナルに掲載する」

企業は「儲かるプロダクトを生む」

単純化するとそういうことですね。あなたの研究がこの視点から見てどう貢献できるのか?考えてみてください。

ご質問はお気軽にkenyoshida36@gmail.comまで。

 

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