プレゼンのストーリー作りの際に気をつけることの一つに、
差別化
があります。
イントロでは過去の研究と今回プレゼンする研究の違いを明確化するために、先行研究について丁寧に紹介します。そして何が分かっていなかったのか、何ができていなかったのかを明確に指摘し、それを解決するために自分の研究があるという流れを作ります。これが自分の研究の先行研究との差別化です。先行研究と自分の研究の違いが大きければ大きいほど、プレゼンの意味合い度が上がりますので、これが大事なポイントであることは間違いありません。これをはっきりさせないと、聴衆に「で、演者は何をしたの?」と思われます。
差別化はスライド作成でも重要です。
よく、見た目がかっこいい、綺麗なスライドを作ろうとして色やアニメーションを多用する方がいますが、これは逆効果になることが多いです。色やアニメーションを入れるのはなぜか?入れた部分を他の部分と差別化するためです。差別化することで、その部分に聴衆を注目させることができます。だから、色やアニメーションを多用すると、聴衆から見てどこが大事なのかよくわからなくなってしまうのです。色やアニメーションを効果的に使うためには、スライド内で最も重要な所一箇所に用いるのがベストです。ひと目で大事なポイントが理解できます。
差別化の重要性、考えてみてください。
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