中国のバイオベンチャーでもここまでCAR-T療法の治験が進んでいる(第2弾)。血液がんへのCAR-Tがメインだが、固形ガンへのCAR-Tも今後進めていくようだ。
ホームページ:http://www.ictbio.com/
パイプライン:
・ICTCAR003
・ICTCAR011
CD19を認識するキメラ抗原受容体を発現するT細胞の自家移植細胞治療法。CD19はB細胞に発現する細胞膜表面のタンパク質。
開発中の適応症
・Phase 1 / 2
・ICTCAR032
B-cell maturation antigen (BCMA)を認識するキメラ抗原受容体を発現するT細胞の自家移植細胞治療法。BCMAは成熟Bリンパ球で発現が高い細胞膜表面のタンパク質。
開発中の適応症
・前臨床段階
最近のニュース:
「この試験の前に、同水準の白血病のCAR-T療法を開発したのは、世界で3社(いずれも米国に本社を置くノバルティス、Juno、Kite Pharma)だけだった。中国企業のICTは今、この優れたグループに加わり、CAR-T療法適用の世界的リーダーの1つになった。」
コメント:
・上記以外にも、乳がん・大腸がん・胃がんなどの固形ガンに対するCAR-T、幹細胞に対するCAR-T、エイズへの遺伝子治療なども研究段階のパイプラインにある。
キーワード:
・細胞治療(CAR-T療法)
・血液ガン
免責事項:
正確な情報提供を心がけていますが、本内容に基づいた如何なるアクションに対しても元製薬研究員ケンは責任をとれません。よろしくお願いします。