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Mustang Bio (New York, NY, USA) ー元製薬研究員ケンのバイオベンチャー探索(第21回)ー


固形ガンのCAR-T療法にも挑戦するバイオベンチャー。ターゲット分子が他社と違うところに独自性が光る。吉と出るか?

ホームページ:http://www.mustangbio.com/

パイプライン:

MB-101

IL13Rα2を認識するキメラ抗原受容体を発現するT細胞の自家移植細胞治療法。通常のCAR-Tは血中投与だが、対象がグリオブラストーマのため脳脊髄液中への投与。

開発中の適応症

・Phase 1

MB-102

CD123を認識するキメラ抗原受容体を発現するT細胞の自家移植細胞治療法。

開発中の適応症

・Phase 1

最近のニュース:特になし

コメント:

・まだ前臨床段階ではあるが、 膠芽腫を適応疾患とするHER2のCAR-T(MB-103)、多発性骨髄腫を適応疾患とするCS1のCAR-T(MB-104)、前立腺がん・すい臓がん・胃がん・膀胱がんを適応疾患とするPSCAのCAR-T(MB-105)、非ホジキンリンパ腫を適応疾患とするCD20のCAR-T(MB-106)などがある。

・CAR-Tを脳内に直接注入したらどうなるのかは気になるところ。ミクログリアの活性が上がった場合、ミクログリアの活性化が原因という仮説があるアルツハイマー病、統合失調症に似た症状が出たりしないのだろうか?

キーワード:

・細胞治療(CAR-T療法)

・血液ガン

・固形ガン

・脳内投与

免責事項:

正確な情報提供を心がけていますが、本内容に基づいた如何なるアクションに対しても元製薬研究員ケンは責任をとれません。よろしくお願いします。

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