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プレゼン改善のコツ


前回の記事でプレゼン版PDCAサイクルについて書きましたが、総括で悪かった点が出てきた場合の対策法について考えてみます。

1.実験結果がわかりにくい

→結果のグラフの情報量が多すぎないか?一番重要な結果だけを載せる。

→実験の目的を話してから結果の説明をする

→実験手法の説明をしっかりしているか?結果が理解できるように丁寧に実験手法を説明する。

→各スライドごとにどの結果が重要かが一目瞭然になるようにする。

2.全体として何が言いたいのか分かりにくい

→ストーリーの成り直し。言いたいことがちゃんと定まっているか?

→話を盛り込み過ぎない。一つのプレゼンで言いたいことを一つにしぼる

→研究背景(イントロ)を厚くする。過去の実験結果紹介を増やす。

→先行研究と自身の研究の違いをもっと明確に示す。

3.スライドが読みにくい

→文字の量が多すぎないか。スライドはセリフ原稿ではない。

→一つのスライドの中の情報量が多すぎないか。ごちゃごちゃしすぎているなら整理。

→フォントサイズが小さすぎないか。24pt以上にする。フォントタイプもゴシックやArialを使う。

4.ぎこちない、早口過ぎる、緊張しすぎ

→練習あるのみ。声を出してスライドを指し示して練習しよう。

→場数を踏む。そうすれば緊張しにくくなるかも。

→セリフ原稿は読まない。最低限暗記。

→丁寧語の使い過ぎ。普通の話し言葉でOK。

5.話が長い

→ストーリーの練り直し。紹介する結果の量を減らす。

→一スライド一分を目安に考え、スライド数を設定する。

6.特に悪いところはない

→自身の研究の面白さを伝える努力をする

→ストーリーの練り直し。もっと良い説明法はないか?

7.質疑応答が下手

→想定問答を作る

→自身の研究について周りの人とのディスカッションを増やす

他にどんな問題点がありえるでしょうか?もしあればご連絡いただければ嬉しいです。

ご質問ご相談はお気軽にkenyoshida36@gmail.comまで。

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