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Enterin (Philadelphia, PA, USA) ー元製薬研究員ケンのバイオベンチャー探索(第5回)ー

更新日:2019年12月13日


腸は脳とつながっているという腸脳相関に着目した独創的なベンチャー。

ホームページ:http://enterininc.com/

パイプライン:

ENT-01 (kenterin)

サメから見つかった、腸管神経系におけるαシヌクレイン蓄積を抑制する低分子化合物。

Phase 1/2a

パーキンソン病に伴う便秘

前臨床段階

多系統萎縮症 ー αシヌクレイン障害の一つ

統合失調症

ENTー02(zacharin)

前臨床段階

自閉症スペクトラム障害

コメント:

・上記ENT-01のPhase 1/2aの治験は、プライマリーエンドポイントは「パーキンソン病に伴う便秘」としているが、腸神経系のαシヌクレイン量を減らすことでパーキンソン病の認知機能障害を改善できないかと考えている。もし認知機能障害を改善できれば、腸脳相関を示唆する最初の薬となるかもしれない。

・腸神経系のαシヌクレインを取り除くことで腸神経系と脳との間の伝達を改善するとの仮説。

・自らがパーキンソン病を患っていることから設立されたMichael J. Fox財団からの助成を受けている。

・ENT-02については詳細が分からず不明

キーワード:

腸脳相関

パーキンソン病

免責事項:

正確な情報提供を心がけていますが、本内容に基づいた如何なるアクションに対しても元製薬研究員ケンは責任をとれません。よろしくお願いします。

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